名古屋の愛知県指定文化財であるなまこ壁の建物
なまこ壁は、全国さまざまな場所に今なお残っています。今回は、愛知県指定文化財に指定されている服部家住宅(有松)についてご紹介いたします。
名古屋でなまこ壁が使用されている服部家住宅(有松)とは?
愛知県指定文化財である服部家住宅(有松)は、江戸末期に建造された大屋敷で、主屋、井戸屋形、客室、門、門長屋、蔵などから成り立っています。この建物は江戸時代の防火対策が見事に取り入れられており、連子格子、なまこ壁、虫籠窓、塗ごめ造り、卯達などが特徴です。
特に注目すべきは、間口45メートルの広大な敷地と、約370年の樹齢を持つ「クロガネモチ」が茂り、名古屋市都市景観保存樹に指定されている点です。
服部家住宅は、江戸時代に繁栄した池鯉鮒宿と鳴海宿の間の茶屋集落に位置しており、絞り染めの産地として栄えました。この地域では現在も絞り染めが伝統工芸として続いており、商家の街並みが当時の繁栄を伝えています。愛知県指定文化財としての価値に加え、日本遺産にも認定され、服部家住宅(有松)は名古屋市の歴史と文化を象徴する存在となっています。
名古屋でなまこ壁が使用されている服部家住宅(有松)の楽しみ方
服部家住宅(有松)は、江戸末期に建造され、広大な敷地には約370年の樹齢を誇る「クロガネモチ」が茂り、名古屋市都市景観保存樹に指定されました。
この歴史ある建物は、主屋、井戸屋形、客室、門、門長屋、蔵などから成り立ち、江戸時代の防火対策が見事に取り入れられています。特に連子格子、なまこ壁、虫籠窓、塗ごめ造り、卯達などが特徴で、名古屋市内でも注目の文化財のひとつです。
大屋敷内にある絞り商「井桁屋」では、伝統文化や商品を楽しむことができます。井桁屋は、伝統的な文化や工芸品が豊富に揃っており、名古屋の歴史や伝統に触れる場として知られています。服部家住宅を訪れた際には、井桁屋で地元の絞り染めや伝統工芸に触れ、その美しさや技術に魅了されることでしょう。
静寂な雰囲気が広がる大屋敷内で歴史の足跡を感じながら、井桁屋の品々を通じて地元ならではの魅力に触れることで、有松の文化をより深く理解できるでしょう。
名古屋でなまこ壁が使用されている服部家住宅(有松)への営業時間とアクセス情報
有松町の服部家住宅へのアクセスは、名鉄名古屋本線「有松」駅から徒歩5分です。営業時間は10時から17時までとなっていますが、定休日は不定休となっており、最新の情報は井桁屋のホームページで確認しましょう。
まとめ
愛知県指定文化財の服部家住宅(有松)は、江戸時代のなまこ壁や伝統的な建築様式が残る大屋敷です。広大な敷地には約370年の樹齢を誇る「クロガネモチ」もあり、名古屋市都市景観保存樹に指定。アクセスも良く、大屋敷内の絞り商「井桁屋」では地元の文化や工芸が楽しめます。
服部家住宅(有松)で歴史と伝統を感じつつ、名古屋の魅力を存分に堪能しましょう。