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鳥取県の蔵などに使われているなまこ壁のこて絵とは?歴史と魅力をご紹介

日本の建築文化と呼ばれるなまこ壁は、土蔵やお城の塀、建物の外壁などに使用されていることが多いです。白黒模様で平瓦と平瓦の間に蒲鉾状の盛り上がりが特徴です。
今回は、全国になお残るなまこ壁の中でも、鳥取県の蔵などにつかわれているなまこ壁のこて絵についてご紹介します。
 
鳥取県の蔵などに使われているなまこ壁のこて絵とは?
 
日本海に面した広大な砂丘や日本三名城の一つとして知られている鳥取城がある鳥取県には、なまこ壁のこて絵と呼ばれる特有の手法があります。
別名レリーフと呼ばれています。レリーフとは、平面の表面から浮き出ている彫刻や装飾のことです。
 
この彫刻や模様は、基本的に平らな背景から浮き上がっているか、あるいは降り込んでいるかのいずれかの形態をとります。
レリーフは主に石や木、金属、陶器などの材料で制作され、壁や建物の装飾、彫像、印章、硬貨、絵画などさまざまな形態があるのです。
 
こて絵と呼ばれるレリーフは、漆喰を使用してなまこ模様を形成する技法の一環で、職人が専用の道具で漆喰を精密に盛り付け、独自のデザインを描く技法と呼ばれています。単なる壁面の装飾を超えて、建物に独自のアート性を与えた伝統的技法なのです。
 
鳥取県の蔵などに使われているなまこ壁のこて絵の歴史とは?
 
鳥取県内にはなぜこて絵が描かれた蔵が多いのか歴史を辿ってみましょう。
鳥取は農業生産が盛んで、米の保管が不可欠な土地が多くある地方です。そのため、蔵は重要な役割をしていました。
しかし、戦後の急激な開発などにより全国で一部の地域では蔵や農地がなくなりつつある問題が発生しました。それを機に大切な蔵と農地を保存する動きが始まりました。
 
また、鳥取県内には当時腕の良い左官職人が存在したこともあり、独自の技術を披露していたと言われています。
 
鳥取県の蔵などに使われているなまこ壁のこて絵の意味とは?
 
左官職人は技能の披露だけでなく、施主への感謝や家内安全への祈りを込めています。こて絵の模様には鶴亀ウサギや松竹梅が描かれ、長寿や家業の繁栄など人々の願いが込められています。左官職人の得意な造形が伝統的な装飾に反映されているのです。
 
平成21年の調査では、鳥取県全体で約1~1.2万件の土蔵があるとされ、そのうち約300件に鏝絵が施されています。(調査時に確認できたのが300件であり、本来はもっとたくさんあるかもしれません。)大山町、琴浦町、八頭町など県内各地の農村部に多く現存しているので観光にいったついでに探してみてはいかがでしょうか。
鳥取県公式HPより引用
 
まとめ
 
鳥取県のなまこ壁には、特有の手法であるこて絵が施されています。
漆喰を使用し、職人が専用の道具で独自のデザインを描く伝統技法で、農業が盛んな土地では蔵の保存が重要視されました。
こて絵は感謝や家内安全の祈りが込められ、模様には願いが表現されます。鳥取県内には約1~1.2万件の土蔵があり、そのうち約300件に鏝絵が施されています。
 
大山町や琴浦町、八頭町などの農村部に多く残り、訪れる際にはその美しさと文化的な意味を感じてみてください。

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