空き家をなまこ壁「蔵」で再生!地域に根ざした集会所へ
近年、日本では空き家が増えてきたと問題になっています。
原因のひとつとして、都会に出た子どもが親亡き後の実家を引き継がず、維持費やメンテナンス費を含めて放置することが挙げられます。
そこで、賃貸物件として貸し出すなど空き家の再利用を検討する必要性が出てくるのです。
空き家は地域の集会所や賃貸物件として再利用することがあります。
放置するのであれば、空き家を地域の集会所として再利用してはどうでしょうか。
今回は使い道に困る空き家をなまこ壁「蔵」でリノベーションし、集会所として再生するメリットと注意点をご紹介いたします。
■なまこ壁「蔵」で空き家を再生するメリットとは?
家を建ててから年数がたっていると、土地が「再建築不可物件」といって「新しく家を建てられない土地」になっている可能性があります。
その場合は取り壊して新しく建て直すことはできません。
しかしリノベーションであれば、そのまま住み続けられるというメリットがあります。
さらに、空き家を放置したままにしておくと雑草が生い茂り虫が湧く、景観が悪くなるなど何もよいことがありません。
放火や不法侵入などの犯罪のリスクも高くなり、近隣の住民からの印象も悪くなってしまうので早急に対策が必要です。
当面取り壊す予定がないのであれば、ぜひなまこ壁「蔵」を使ってのリノベーションをお勧めします!
なまこ壁「蔵」は従来のなまこ壁とは違い、施工に高度な技術が必要ありません。
なぜなら目地と瓦にあたる部分がパーツ化しているので、簡単なタイル張り工法での施工が可能だからです。
外観を奇麗にすると犯罪のリスクを下げられるのも、メリットのひとつといえます。
清潔感のある格子柄の集会所は、きっと近隣の住民からも好意的に受け入れられるでしょう。
■解体とリノベーションして再生。どちらがお得?
一戸建て住宅の解体費用はおよそ100万円〜300万円ほどかかります。
国や自治体からの補助金や助成金の制度もありますが、抽選や条件を満たしていなければならないなど必ずしも支給されるとは限りません。
なまこ壁「蔵」を取り付けた場合、材料代のみの1㎡あたりの平均単価は¥49,800(税込み)です。
部分的に取り入れるのであれば解体費用よりかなり安価に済ませられますし、自分で施工すれば人件費も節約できます。
状態をよくすれば資産価値も上がるので、よほど老朽化していなければ
リノベーションして再利用した方がお得だといえるのではないでしょうか。
レンタルの集会所として再生すれば、無人にならず程よく人の出入りがあるので地域の活性化にも役立つはずです。
■空き家に取り入れる場合、どのようなことに気をつけたらよいか?
あまりにも古い建物の場合、耐震強度が低い可能性があります。
耐震補強の工事費用が解体費用を大幅に上回る場合もあるので、前もって確認しておきましょう。
ほかにも、多少なりとも音が出る作業なので近隣へのあいさつや説明などをきちんとしなければなりません。
■まとめ
どう手をつけたらよいか思い悩む空き家問題。
放置するよりも少し手を加えて再生した方が、よりよい使い道があるはずです。
もし空き家の使い道で困っているのであれば、なまこ壁「蔵」で新しく生まれ変わらせて
ください。