なまこ壁が魅力の新潟県新発田城の歴史や観光の見どころとは?
新潟県新発田市になまこ壁をまとったお城があります。
堀に囲まれた石垣の上に凛と立つ新発田城は、別名「あやめ城」とも呼ばれる新発田市の観光名所です。この記事では、なまこ壁で有名な新発田城を紹介します。
新発田市の観光名所!歴史と伝説が交錯する新発田城とは?
新発田城とは、山形県新発田市に位置する歴史的な城であり、歴史と伝説が交錯するお城です。
1567年に庄内地方を統治する最上義光により、新発田城は、築かれました。
その後、豊臣秀吉による改易を経て、徳川配下の片倉小十郎に再建されています。
新発田城は、庄内平野を一望でき、戦略的に要地として優れた位置にあります。
その美しい天守閣と堀、城郭の配置が魅力のひとつと言えるでしょう。
また、城づくりのとき、狐が1匹現れ、尾を引いて縄張りのヒントを与えたことで知られています。「狐の尾引城」とも別名言われており、伝説にもなっています。
歴史と伝説が交錯する新発田城は、国宝に指定された建築物の一つであり、歴史的背景からくる存在感と共に、城内には資料や展示物が多くあります。
最上氏ゆかりの資料や展示物もあり、訪れた人々に戦国時代の雰囲気を感じさせます。
新発田城は、歴史と伝説が融合し、日本の戦国時代の面影や城郭文化を体感できる観光地ではないでしょうか。
新発田城の観光と見どころ!国宝級のなまこ壁と戦国時代の面影
新発田城の最も特徴的な要素の一つが、国宝に指定されたなまこ壁です。
なまこ壁は、独特の波状模様が施された壁で、その美しさと独創性から国宝に認定されました。
城の外観を彩る特有のなまこ壁は非常に印象的であり、訪れる者を引き込む美しさがあります。
新発田城の表門・旧二ノ丸隅櫓(やぐら)は国の重要文化財に指定され、当時のままの姿が確認できることから観光の見どころと言えるでしょう。
また、実質的な天守とされる三階櫓のほか、辰巳櫓も復元され、日本100名城のひとつに選ばれています。
なまこ壁だけでなく、公開されている本丸表門、旧二ノ丸隅櫓や辰巳櫓も見どころのひとつです。
表門前には新発田出身の赤穂義士堀部安兵衛の銅像があり、その脇に立つ安兵衛茶屋では関連商品の販売を行なっています。
桜の開花時期には、ぼんぼりが設置された夜桜も大きな見どころの1つです。
お堀に映える夜桜とライトアップされたお城のコラボレーションができます。
新発田城は国宝級のなまこ壁や戦国時代の雰囲気を味わえる非常に魅力的な観光スポットです。
なまこ壁が目印!新発田城へのアクセス方法と周辺観光情報
新発田城の情報は以下の通りです。
名称:新発田城
所 在 地:新潟県新発田市大手町6丁目
利用 ガ イ ド:開門時間 午前9時~午後5時(11月のみ午後4時30分閉門)
開門期間 4月〜11月(12月〜3月は冬季閉鎖。外観はご覧いただけます)
入場料 無料
アクセス方法:
■車でアクセス
日本海東北自動車道 聖籠新発田I.Cより車で10分
■電車でアクセス
JR白新線・羽越本線新発田駅より徒歩約25分
■駐車場
100台、大型5台(無料)※アイネス新発田利用時
7台、大型3台(無料)※城址公園利用時
お問い合わせ:新発田市役所文化行政課 電話:0254(22)9534
城を訪れた際には、周辺の観光地も合わせて楽しみましょう。
新発田市観光情報センターではレンタサイクルの貸し出しがありますので近くの観光地へ気軽にアクセスできます。
新発田城周辺には、SLが展示されている東公園があります。
城から1.3kmほどの諏訪神社周辺では、時期によって白鳥を見られるようです。
まとめ
なまこ壁が魅力の新発田城へのアクセス方法や、歴史や観光の見どころをご紹介しました。
新発田城は春には桜、初夏にはアヤメ、秋には紅葉、冬には一面の雪景色と一年を通して楽しめます。
市民の憩いの場である新発田城へ、ぜひ一度お立ち寄りください。