一戸建ての外観になまこ壁を施工するなら「漆喰」と「タイル」どっち?
夢の一戸建て。
せっかく建てるとなれば、内装はもちろん外装にもこだわりたいですよね。
そこでオススメしたいのがなまこ壁「蔵」です。
なまこ壁というとベテランの職人が手作業で施工するので、時間もコストもかかるというイメージがあるかもしれません。
しかしなまこ壁「蔵」を建材として使えばリーズナブルに、そして従来よりもスピーディに施工することが可能となります。
今回はなまこ壁「蔵」を建材として使うメリットや魅力についてご紹介いたします。
従来のなまこ壁となまこ壁「蔵」の違いとメリットとは?
昔ながらの漆喰を使ったなまこ壁と新建材である、タイル化したなまこ壁「蔵」。
仕上がりの見た目は似ていても、工程や建材、コストの面においても大きな違いがあります。
具体的な違いは、3つです。
1,漆喰
左官職人が一つずつ手業で平瓦を貼り、継ぎ目に漆喰をコテでかまぼこ型に盛り付けて
塗る施工方法。熟練の技術や職人の数が必要になります。
2,なまこ壁「蔵」
磁気タイルとかまぼこ型に形成されたパーツに分かれており、
タイル貼り工法で施工します。地域の工務店で、少人数での施工が可能です。
3,それぞれのメリット
なまこ壁「蔵」を建材」として使うことによって、従来の工法よりリーズナブルになり
工期が短縮されました。しかも仕上がりの美しさは変わりません。
なまこ壁「蔵」は耐久性や耐食性に優れている上に伝統的な工法より簡単に
施工できるので、リノベーションなどに取り入れやすいのもメリットの一つです。
仮に損壊したとしてもパーツを取り替えるだけなので、修理が簡単なのも魅力的ですね。
一戸建てになまこ壁「蔵」を取り入れる魅力とは?
まず見た目が美しく、高級感があります。
モノトーンの格子模様は洋風の建物にもマッチするので、和と洋の良いところを
取り入れたデザインを両方楽しむことができますよ!
なまこ壁「蔵」は外装だけではなく、内装にも使えます。
家の外観を変えたく無い場合などは、室内のアクセントとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
モルタルやブロックなど、施工する壁面の素材はほぼどんなものにも使用可能です。
DIYで自分好みの和モダンなお部屋が実現できるのは魅力的でしょう。
そのほかにも防水性や防火性など機能的にも優れている点や、
落ち着きのある独特の雰囲気も魅力の一つと言えます。
なまこ壁「蔵」と従来のなまこ壁!どっちの建材の方が長持ちする?
明治時代に施工されたなまこ壁は、修繕を行うことで長持ちしています。
一方、タイル化したなまこ壁「蔵」は、建材であるタイルの寿命が40~50年と言われています。
また、従来の漆喰を用いたなまこ壁に比べ、タイルの一部を修理することも可能です。
どちらが長持ちするかは、環境や手入れなどの方法により変わってくるでしょう。
まとめ
伝統的ななまこ壁の施行方法では、維持費も高額になる恐れがありますが、タイル化したなまこ壁「蔵」であれば、技術職人でなくてもできるため、スピーディーに修繕も可能となります。
新築やリノベーションを考えている方は、ぜひマイホームになまこ壁「蔵」を取り入れてみてはいかがでしょうか。