新築・中古住宅に採用されるタイル化したなまこ壁とは?和モダンな家づくり!
近年、「おしゃれな家づくりをしたい」「和モダンな雰囲気を取り入れたい」という方がいます。
そこで今回、新築戸建て住宅の建築の際やリノベーション・リフォームの際に建材として使用されるなまこ壁をご紹介します。
どんなところに取り入れると良いのか、和モダンな雰囲気を実現したい方はチェックしてみてください。
そもそもタイル化のなまこ壁とは?
なまこ壁とは、江戸時代に作られた建材のひとつで、今は少ない、土蔵やお城の塀などに用いられています。日本伝統の壁塗りであり、海外から来る観光客に人気です。
壁面に平瓦を並べて貼り、つなぎ目に漆喰をかまぼこの形に盛り付け塗ります。このかまぼこ状部分の均等に仕上げる技術は、技術を持った左官職人しかできません。
そのため、修繕できる方が少なく、費用が高いため、土蔵を倉庫にした方や取り壊した方もいるでしょう。
タイル化のなまこ壁とは、つなぎ目の漆喰部分と瓦部分の両方をタイル化したことで、難しい技術が必要なく、メンテナンス費用も削減できる現代型のなまこ壁です。
初期費用がかかりますが、パーツ化されているため、一部修繕なども簡易的にできるのがメリットと言えます。
タイルは、劣化や変色、変質がなく、耐火性や耐水性が備わっています。少しした汚れであれば、水洗いなどで対応できるでしょう。
新築・中古住宅を和モダンに!施工アイデアとは?
なまこ壁は土蔵やお城の塀だけでなく、飲食店の外観の一部や銭湯の洗い場の壁面などに採用されています。
そのため、オリジナルのマイホームづくりをしたい方や和モダンな雰囲気を楽しみたい方にはおすすめの建材アイテムです。
たとえば、洗面台の鏡の下部分にモザイクタイルなどを施工し、おしゃれに仕上げる戸建て住宅があります。
あえて、なまこ壁を施工することで、日本の昔の文化を味わえます。
また、小上がり和室などを設ける場合には、段の部分になまこ壁を施工することで、高級感が増し、和モダンな雰囲気をより一層楽しめるでしょう。
ほかにも、キッチンの腰壁や仏間の周囲の壁面、ファミリークロークなどに取り入れることで、親しみやすい空間を作り出すことが可能です。
トイレの壁面やお風呂場などにも取り入れができます。おすすめは、水回りに取り入れることです。タイル化されているため、掃除が簡単にでき、お風呂場では銭湯の雰囲気を楽しめます。
まとめ
新築・中古住宅になまこ壁を取り入れることで、和モダンな雰囲気をお家でも楽しめます。
また、大理石のような海外の高級感とは違い、日本の文化の高級感を味わえます。
タイル化したなまこ壁により、メンテナンスも簡易的になっているため、建築する際に取り入れてみてはいかがでしょうか。
タイル化されているなまこ壁は、DIYでも取り組めるので、まずは、どれくらいの面積に施工したいのか、費用がどれくらいかかるのかを弊社(中津鋼材)にお問い合わせください。