不動産投資をするならなまこ壁「蔵」でオリジナル物件へ!
近年、アパートやマンション一棟の投資がバブル時代までとはいきませんが、人気を集めています。背景には、老後の生活に2,000万円ほど必要と言われていることが挙げられます。
今回は、不動産投資をする際、外観になまこ壁「蔵」を採用した場合に得られるメリットとデメリットをご紹介します。
ぜひ、不動産投資を検討中の方や、管理会社や既にオーナーになっている方は記事を読んでみてください。
不動産投資とは?
不動産投資には、「マンション・アパートの一戸数のみ」「不動産一棟」の2種類あります。一戸数のみの場合は、外観は共用部分のため、手を入れることが困難ですが、不動産一棟投資をしている方は、ある程度、自由にカスタマイズが可能です。
不動産一棟投資は、別名「賃貸オーナー」とも呼ばれています。
外観デザインや室内のワンポイントとして、なまこ壁「蔵」を取り入れることで、オリジナルの物件になるでしょう。
なまこ壁「蔵」とは?
なまこ壁「蔵」は建築建材のひとつとして新築住宅や飲食店などの外観に使用されたり、お城の塀や蔵などに使われています。
昔ながらの雰囲気を楽しめる特徴を持っているのが、なまこ壁です。
なまこ壁と聞くと左官職人しか施工できないと思われがちですが、近年では、タイルでパーツ化され、特別な技術がなくても取り入れることが可能となりました。
なまこ壁とはどんな素材かというと、蔵の黒と白の幾何学模様の壁のデザインです。平瓦を並べ、その継ぎ目に漆喰を施工します。
なまこ壁「蔵」を不動産一棟に取り入れるメリット・デメリット
なまこ壁「蔵」をマンションやアパートの外観に取り入れることで、「周囲に変わったデザインだな」という印象を与えます。
幅広い年代から親しみを持たれることから、地域のシンボルになり得る可能性もあるでしょう。
近年、少なくなってきているなまこ壁の伝統を子どもへ伝えられます。
地域の交流を目的とした不動産投資は、利益だけでなく地域貢献やオリジナル物件が手に入るメリットがあります。
デメリットは、費用がかかる点です。左官職人が必要なくなったとしても、費用はかかります。
1㎡あたり60,000〜80,000円が目安です。費用には材料費・施工費用・人件費が含まれています。
外観の建築建材であるサイディング材と比較すると費用は高めです。また、パーツ化された素材を張り合わせていくため時間がかかります。
従来の左官職人が手作業で平瓦と平瓦の間に漆喰を盛る作業に比べるとコストも施工時間も短縮されましたが、サイディングなどの外観素材と比較するとやや時間がかかる傾向があります。
まとめ
不動産投資をする際、はじめから物件が決まっているケースなどが多いかと思いますが、外壁のデザインなどに手を加えるなどが可能な場合があります。
自分のオリジナル物件を作り、地域貢献することで、魅力的な賃貸になるのではないでしょうか。