なまこ壁とは?車屋・バイク屋さんなどの店舗に取り入れた際のメリット・デメリットは?
車やバイクを購入は人生の中でも特別な経験です。
多くの方が、安心感のある店舗での購入を望んでいるでしょう。
そこで、車屋・バイク屋さんになまこ壁を取り入れた際の
メリット・デメリットをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
車屋・バイク屋さんに取り入れたいなまこ壁とは?最近話題の「蔵」とは?
なまこ壁とは、江戸時代から受け継がれてきた伝統的な工法で、
主に武家屋敷や土蔵、城壁などに使われてきました。
現代では見る機会が減ってしまいましたが、
倉敷や伊豆などの歴史ある町や史跡などではまだ使われています。
なまこ壁の見た目の特徴は、黒と白の幾何学模様と、盛り上がった白い漆喰です。
この漆喰が海の生物「なまこ」に似ていることから、なまこ壁と呼ばれています。
また、なまこ壁は耐久性・耐食性に優れており、
建物を雨・風・火から守る役割を果たしてくれます。
しかし、なまこ壁の施工には高度な技術が必要です。
現代では施工できる職人が限られるため、コストがかかるという欠点が挙げられるでしょう。
そこで、この欠点ともいえる部分を補うためになまこ壁「蔵」が開発されました。
なまこ壁の美しい見た目と機能性はそのままにパーツ化することで、
技術を持っていない方でも簡単に安く施工することが可能となりました。
最近ではこの「蔵」を、車屋やバイク屋さんを含む様々な店舗や蔵の外壁に取り入れられることが増えています。
なまこ壁を車屋・バイク屋さんなどの店舗に取り入れた際のメリット
車やバイクは、人生の中の大きい買い物の一つです。
決して安いものではなく、一世一代の覚悟を決めて購入する方もいるでしょう。
車屋・バイク屋さんの外壁になまこ壁を取り入れると、
高級感や重圧感を感じる落ち着いた店舗になります。
高級な買い物をする店舗の場合、落ち着きのある店舗だとお客様も安心できるでしょう。
そして、安心感のある中で購入できることでお客様の満足度も高まり
、店舗の良い評判にもつながるでしょう。
また、なまこ壁の優れた耐久性・耐食性は、
建物の中の大切な車やバイクを守ることにつながるため、
車屋・バイク屋さんにとってはメリットになります。
なまこ壁を車屋・バイク屋さんなどの店舗に取り入れた際のデメリット
なまこ壁は、江戸時代から受け継がれてきた伝統的な工法であるため、
昔ながらの日本の伝統美を感じます。
こちらはなまこ壁の素晴らしい特徴でもありますが、
外車や輸入車のみを取り扱う店舗には雰囲気が合わないこともあるでしょう。
色も、黒またはいぶしと白の組み合わせのみとなり、
取り扱う車に雰囲気を合わせづらい点はデメリットといえるかもしれません。
また、一般的な外壁塗装の平均価格が
13,000円〜30,000円/1㎡ということを考えると、
なまこ壁は60,800円/1㎡と少し高めです。
広い範囲に施工を考えている場合は、価格もデメリットとなる可能性があります。
まとめ
従来は高度な技術とコストを要したなまこ壁ですが、
「蔵」が誕生したことで技術を持っていない方でも簡単に低コストで施工することが可能となりました。
車屋・バイク屋さんになまこ壁を取り入れると、
雰囲気や耐久性の部分でメリットがあります。
しかし、場合によってはデメリットもありますので、
店舗のコンセプトとなまこ壁の特徴をよく照らし合わせた上で、
取り入れを検討してみてください。