洋風建築に「なまこ壁」って、合う?いろいろな洋風建築に組み合わせてみよう
皆さんは「洋風建築」と聞くとどのような建築物を思い浮かべますか?
パッと思いつくのはホテルや病院、学校などではないでしょうか。
ここでいう「洋風建築」は正式には「擬洋風建築」といい、従来の和風建築に洋風のテイストを取り入れた和洋折衷の建築物のことです。
今回は洋風の建築物に和のなまこ壁「蔵」を取り入れたらどうなるか、考察をしてみたいと思います。
■カフェの外装になまこ壁「蔵」を取り入れておしゃれな和モダンカフェに!
デパートやショッピングモールにテナントとして営業しているカフェもありますが、今回は建物が独立しているカフェで考察してみます。
まずは外壁になまこ壁「蔵」をぐるりと取りつけてみましょう。
なまこ壁は施工が難しいと思われるかもしれませんが、なまこ壁「蔵」はタイルとしてパーツが独立した建材なのです。
従来の漆喰を用いた工法より簡単なタイル張り工法で施工できます。
地域の工務店に頼んでもいいですし、DIYが得意な方なら自分で施工が可能です。
なまこ壁「蔵」を取り付けた壁はまるで歴史を感じさせる古民家や蔵のようにも見え、レトロかつ和モダンな雰囲気を楽しめます。
きっと友人や恋人とのゆったりとしたひとときが過ごせるでしょう。
■図書館の内装はなまこ壁「蔵」で落ち着きのある空間を演出!
しんとして静かな図書館のなか、目に映るのは文字ばかりではありません。
本を取りに歩く人や時計、時計が取り付けてある壁です。
その壁になまこ壁「蔵」を取りつけた場合、図書館を利用する人たちの反応はどうなるでしょうか。
なまこ壁「蔵」の色は落ち着いた白と黒、もしくは白といぶし銀です。
文字を追うのに疲れた目に優しい色味を提供し、落ち着きのある色味は高級感と居心地のよい和の落ち着きを感じさせてくれます。
なまこ壁「蔵」は耐久性や耐食性にも優れており、機能美は高く評価されています。
取り入れることによって、伝統的な和の静けさと洋の堅牢さを味わえるでしょう。
■学校になまこ壁「蔵」を取り入れて街のシンボルに!
学校は子どもたちの学びの場であるとともに、地域の避難場所に指定されていたり催し物が開催されたりと非常に重要な拠点です。
なまこ壁「蔵」は耐久性や耐食性にも優れているので、校舎に取り入れた場合、子どもたちや保護者、地域住民に安心感を与えてくれるでしょう。
校舎を取り巻く壁になまこ壁「蔵」を取り入れてみたらどうでしょうか。
モノトーンの格子柄はまるでお城のようで、非常に個性的です。
学校は大きな木が植えてあったり、壁に子どもたちが絵を描いていたり、おのずとシンボルとして扱われることが多いです。
「お城の学校」「チェック模様の学校」なんて、個性的で非常にすてきではありませんか?
■まとめ
今回は洋風建築になまこ壁「蔵」を取り入れたらどうなるかを考察してみました。
伝統的な機能美と和の落ち着いた雰囲気、耐久性と耐食性。
洋の華やかな建築物に取り入れても、少しも遜色ありません。
皆さんもぜひ、取り入れてみてくださいね。