耐久性と耐食性に優れた「なまこ壁」。
酒蔵や醤油蔵、味噌蔵や米蔵など、
貯蔵のための蔵が不可欠な位置には、
なまこ壁がよく土蔵に施工されています。
土蔵は土壁で通気性が良く、
日光を遮断可能なため、作ったものや長期保管が不可欠なものを保存するのに最適な建物なんですね。
その上で、土蔵で保管している物の傷みを防ぐためには、
湿度の管理が大切になるのですが、
こういった醸造業の持つ土蔵では、
湿度管理のためになまこ壁をつかっていることもあるそうです。
昔は自然のようにあった蔵がなくなっても、
蔵のあるまちでは外塀や戸口先の装飾として、
なまこ壁をあしらっているところが多く見受けられます。
なまこ壁はその街がどんな風に文化を営んできたのか、
そこで長年生活てきた人がどれほどの営みを続けてきたのかをわかりやすく景色にしてあらわす事ができます。
そのまちの道のりを振り返ることができ、「そのまちらしさ」をより強く印象づけられるのがなまこ壁です。
なまこ壁は蔵の象徴でもあり富の象徴でもあるので、
昔から「蔵」と共に歩んできたようなところでは、切っても切り離せない施工なのでしょう。
蔵のある街並みには、なまこ壁が一番景色によく溶け込み、なじみますね。。
土蔵のある街並みが自慢というエリアにお住宅なら、
どうぞなまこ壁を施工してみてはどうでしょうか。
近頃では現在は使われなくなっている土蔵を改造し、カフェやワインバー、日本酒バーなど料理店として再活用する試みも増えてきています。
そしてなまこ壁のリフォームに、なまこ壁「蔵」のような、
パーツ化したタイル貼り工法で施工、工期、工費の削減をしたのなまこ壁を新たに施工することで、綺麗な仕上がりを得られます。
醸造業も近代化が進み、現在も現役で土蔵を使っているというところは少なくなりつつあるようです。
時代の移り変わりにより、なまこ壁の用途も変わって来ているのかもしれませんね。
建物を綺麗に彩るだけでなく、なまこ壁には建物そのものや中で保管している食べ物の傷みを防ぐという役割があるんですね。
なまこ壁が貼られている昔の蔵が現在でも数多く残っていることからも、長年の風雨に耐えることがわかります。
なまこ壁の施工なら中津鋼材にお任せください。