なまこ壁で、家族がくつろぐお風呂を作ろう
新築一戸建てを購入したり、長年住み慣れた自宅のリフォームを検討したりするとき、
「自宅のどこに最も力を入れてこだわりたいのか」を検討する方も多いことでしょう。
その答えは昔のように画一的なものではなく、選択肢はさまざまになってきています。
リビングに力を入れる人もいれば、キッチンにこだわる方もいるでしょう。
そして中には、「お風呂にこだわりたい！」という方もいます。
メーカーがあらゆる商品を提供するようになり、
自宅であってもさまざまなこだわりを実現することが容易になってきている、
というわけですね。
自宅の中でも「お風呂」は、家族みんながくつろげる特別な空間。
ほかの場所では話しづらいようなことも、
お風呂の中なら自然と話せる……なんてこともありそうですね。
浴室内の空間づくりにこだわることで、生活の質を上げ、
満足度アップにつなげることもできるはずです。
お風呂にこだわりたい！と思ったときには、
一から自由に設計できる造作風呂がオススメです。
近年主流となっているユニットバスと比較すると、
個性が出しやすいと言われています。
浴槽の材質や形、サイズはもちろんのこと、壁面や床の材質も自由に決めて、
好みの空間を演出してみてください。
日本の伝統的な雰囲気を大切にしたお風呂を作りたいときには、
「なまこ壁」を使うのもオススメの方法です。
木風呂などと組み合わせると、非常に落ち着いた雰囲気になります。
自宅でありながら、まるで温泉宿のような情緒を楽しめることでしょう。
木風呂を自宅に導入するときには、浴槽の材質に合わせて、
壁面にも木を採用するケースが少なくありません。
確かに木材を貼り付けた壁面も素敵なもの。
しかし一方で、「毎日の清掃や定期的なメンテナンスが大変」という特徴もあります。
タイル貼り工法のなまこ壁「蔵」であれば、外壁に使われるケースも多く、
浴室内で使う場合にもそこまでメンテナンスが大変ということはありません。
日本の温泉のような雰囲気を気軽に楽しみたいときには、ピッタリの材料だと言えます。
従来のなまこ壁は、職人さんにかかるコストが高いために、
「狭い場所への施工は向かない」と言われてきました。
しかしタイルを貼るようになまこ壁を施工することで、
人件費は大幅にダウンすることができます。
住宅を作る際には、「タイルを貼る」という工程は欠かせないもの。
どうせ職人さんを確保するのであれば、施工費も低く抑えやすくなります。
「一戸建ての浴室」という限られた面積であっても、導入しやすいでしょう。
自宅のお風呂で理想の雰囲気を作り上げることができれば、
毎日の入浴をレジャー気分で楽しめるようになります。
家族みんなの時間を、もっと幸せで、充実した時間にできそうですね。
