日本の伝統的な道場には、同じく伝統的な「なまこ壁」を
武道の稽古を行うための「道場」は、その地域で暮らす人々にとって身近な場所です。
剣道や空手などは、子どもから大人まで、多くの人に親しまれている習い事の一つ。
これらのレッスンは、地域の道場で行われていることも多いのではないでしょうか。
今回オススメするのは、そんな「道場」へのなまこ壁の施工です。
そもそも道場とは、日本に古くから伝わる施設です。
戦国時代頃から武術の稽古場として親しまれており、
当時は用途のまま「稽古場」と呼ばれていました。
もともとは個人が所有していた稽古場を、一般に向けて開放するなどしており、
専門の施設ではありませんでした。
その後江戸時代を経て、さまざまな稽古が行われるようになり、
学校に道場が併設されるケースも増えてきたのです。
明治時代以降は「武道場」として武道の稽古を行われる場所として活躍。
その後「武」を省略して「道場」と呼ばれるようになったと言われています。
古くから親しまれてきた道場の中には、
施設の老朽化を進んでいるケースも少なくありません。
貴重な練習場所を確保するためには、
きちんとしたメンテナンスやリフォームを行う必要があるでしょう。
この中で、ぜひ取り入れていただきたいのが「なまこ壁」という素材です。
日本の伝統的な場所には、同じく伝統的な壁面仕上げ工法がよく似合います。
なまこ壁の良いところは、デザインが特徴的である点です。
白と黒の特徴的なデザインは、
ほんの少し取り入れるだけでもデザインのアクセントとして作用してくれます。
道場のような大きな建物になまこ壁を取り入れる際に人気の手法は、
壁の足元部分にのみ、ぐるりとなまこ壁を施工する方法です。
また、柱のように縦になまこ壁を施工するのも人気です。
壁面の広さによって、なまこ壁のラインを何本入れるのかによって、
個性を演出することもできるでしょう。
道場のような大きな建物のリフォームを行うときには、
「全体を凝った作りにしよう」と考えると、
その分費用面の負担が大きくなってしまいます。
なまこ壁のように、
「ワンポイントで使っても、充分にアクセント効果を期待できる」素材であれば、
むしろコストダウンにつながるでしょう。
なまこ壁以外の部分は、シンプルな白で仕上げても、
充分にインパクトのある壁面になります。
中津鋼材のなまこ壁「蔵」であれば、タイルを貼るようにして、
既存の建物にも施工が可能です。
パーツの調整を行うことで、
一部分のみに施工することもできますから、ぜひご検討ください。
なまこ壁の建物は、非常に特徴的ですから、
「目印」としての役割もしっかりと果たしてくれるはずです。
初めて道場を訪れる人に場所を説明する際にも、
「なまこ壁の道場」として、説明が伝わりやすくなります。