なまこ壁の介護施設で、周辺環境との調和を図ろう
高齢化が進む今、各地で増加しているのが各種介護施設です。
介護施設にもさまざまな種類があり、
提供されているサービス内容もさまざまです。
デイサービスで利用できる施設もあれば、長期にわたって入居して、
専門スタッフによるケアを受けるケースもあるでしょう。
さまざまな介護施設が増えていく中で、
「いかに周辺環境と馴染み、周辺住民の方に認知してもらうか」
を課題とする施設も増えてきています。
こんなときには、施設の外観に「なまこ壁」を採用してみてはいかがでしょうか。
なまこ壁は、日本の風土に合った壁面仕上げ工法として、
長い年月の中で親しまれてきました。
古くから残る城下町などでは、いまだになまこ壁の街並みが残り、
観光スポットとして注目を集めている場所も少なくありません。
なまこ壁は、多くの日本人にとって親しみを感じるデザインです。
特徴的なデザインでありながら、
周辺環境とも馴染みやすいという特徴を持っています。
和モダンテイストの「オシャレな雰囲気」を感じさせますし、
さらに利用者本人であるお年寄りたちにとっても、馴染みのあるもの。
どこか懐かしく、「自分の居場所」として
認識しやすいデザインだと言えるでしょう。
黒や灰色に白のラインが特徴的ななまこ壁は、遠くからでも認知しやすいもの。
利用を検討している方や周辺で生活する方々にとっても、
「そこに介護施設がある」ということが伝わりやすくなります。
地域一帯となってサービスを提供していくためにも、
良い作用を期待できることでしょう。
また清潔感のあるなまこ壁は、四季折々の緑や花との相性も抜群です。
なまこ壁で壁面を仕上げ、その前に花壇を作ったり
プランターを置いたりすることで、優しい気持ちで過ごせる空間を作れます。
利用者の目を楽しませる「お庭」のような空間にもなってくれそうですね。
タイル貼り工法のなまこ壁「蔵」ならば、施工の際に特別な技術は必要ありません。
タイルを貼ることができる職人さんであれば、
誰でも簡単に施工が可能なので、コスト削減にもつながります。
「壁一面をなまこ壁にすると、なんとなくうるさい印象になってしまう」
という場合には、「壁面の下半分のみをなまこ壁にする」
なんてこともできますから、ぜひ検討してみてください。
モダンで素敵な印象の介護施設に仕上がることでしょう。
もちろん、現在の介護施設が抱える問題の全てを、
「施設の外観」に工夫をするだけで解決できるわけではありません。
しかし誰にとっても親しみやすい場所を作り上げることで、
より良い一歩を踏み出すことができるはず。
なまこ壁が持つ魅力を存分に活かし、
周囲のみんなにとって魅力的な空間を作り出してみてください。
