なまこ壁で商店街の活性化に取り組んでみませんか?
日本に古くから存在する商店街は、
街全体の雰囲気を良くしてくれる、大切な場所です。
活気がある商店街がある街は、人の往来もにぎやかですよね。
ごく自然に商店街に人が集まり、
近所の人とのコミュニケーションを楽しめる場所になっています。
「買物するのに便利」というのはもちろんですが、
「人とのふれあいを楽しめる」ということも、商店街の大きなメリットだと言えます。
しかし残念ながら、古くから伝わる商店街の中には、
活気を失い「シャッター街」になってしまっている場所も数多く存在しています。
そこで商売をしようとしても人が集まらず、閉店に追い込まれ、
閉店する店舗が多いからこそ、より一層人が寄り付かなくなってしまう……。
こんな負の連鎖で悩む商店街にこそ、オススメしたいのが「なまこ壁」です。
商店街を再生させたい!と願うときに大切なのは、
商店街が一体となって雰囲気作りに取り組むことです。
多くの商品は、郊外型の大型スーパーで購入することができます。
車社会が発達した今、「そちらで全てを一気に購入した方が便利」というのは、
無理もないことでしょう。
しかし商店街の昔ながらの雰囲気や人とのコミュニケーションは、
大型店舗で味わえるものではありません。
商店街を「行くだけでなんとなく楽しい場所」として認識してもらうためには、
商店街全体の「雰囲気作り」が非常に大切だと考えられます。
古くから続く商店街の中には、施設の劣化が気になるところも多いはずです。
路面に面した一部分だけでも、商店街共通の「なまこ壁」を導入すれば、
自然と人の目はそちらに向かいます。
白と黒が規則的に並んだなまこ壁は、
見る人に「清潔感」を与えるデザインとしても知られています。
一つの店舗だけに設置して、周囲のお店との差別化を図るのも良いですが、
商店街のお店全体で少しずつ施工することで、
「街が一体となって活性化に取り組んでいる」とアピールできます。
たとえば、商店街全体で何かイベントを行おうとしたときに、
「どこからどこまでが対象エリアなのか」で悩むお客さんは多いものです。
なまこ壁を商店街のシンボルにすれば、エリアやお店選びで悩むこともなくなるでしょう。
なまこ壁の特徴的で美しい雰囲気は、若者たちをも惹きつけるものです。
和モダンのインテリアやカフェ、雑貨店などとの相性も良く、
お客さんだけではなく「新規に出店したい」と願う方を集められる可能性もあります。
白黒を基調としたなまこ壁なら、
それぞれのお店独自の個性を出すことも難しくありません。
グリーンやカラフルな花との相性も良いですから、
街全体を自然に華やいだ雰囲気へとチェンジできることでしょう。