防災の拠点「水防倉庫」もなまこ壁で注目度アップ
川の近くをドライブしているときに、一定の距離ごとに設置された、
小さな倉庫を見かけた経験はありませんか。
これは「水防倉庫」と呼ばれるもので、
災害から地域の人々の命や生活を守る目的で設置されています。
外から見るととても小さな倉庫のように思えますが、その収納力は抜群。
倉庫の内部をのぞいてみると、さまざまな防災グッズが収納されています。
万が一川が氾濫しそうになったときには、ここから杭や木、
土のう袋、シャベル、ビニールシートを取り出し、
防災活動をすることになります。
古い時代から川の氾濫が大きな問題となってきた地域では、
いざというときに素早く行動することが、何よりも大切なこと。
それが、住民の命や大切な財産を守ることにもつながるためです。
地域の水防倉庫も、そのために計画的に設置されています。
水防倉庫の目的を考えると、いざというときに
目につくデザインであることが重要です。
日常生活の中で、誰もが認識できるようにしておくことで、
とっさの場合の機動力もアップするでしょう。
普段何気なく目にして、その位置を覚えられるはずです。
一方で、人目につく場所に設置する以上、
街並みとの調和についても考えておかなければいけません。
「とにかく目立つデザインだから」という理由だけで、
やたらと派手でカラフルな水防倉庫を採用しても、
住民たちには受け入れられにくくなってしまいます。
そこでオススメしたいのが、なまこ壁です。
なまこ壁なら、白と黒のコントラストが美しい、
注目を集めるデザインの水防倉庫となります。
施工が難しいなまこ壁は、日本の伝統的な壁でありながら、
現代ではかなり少なくなっています。
街行く人を「おっ」と思わせることができるでしょう。
またなまこ壁とは、独特の存在感は放つものの、
決して街並みの調和を乱すものではありません。
日本ではなまこ壁と言えば、昔から蔵などに多く使われてきたもの。
川沿いに建てられたなまこ壁の建物に、
「何か、大切なものを収納しているのかな」と
イメージさせることも可能になります。
白壁とも黒壁ともなじみやすいのがなまこ壁の特徴です。
また、耐久性の高い瓦屋根との相性も抜群。
設置してから長い期間、住民の安全を守り続けてくれることでしょう。
既存の水防倉庫をリフォームする場合にも、
タイル貼り工法のなまこ壁「蔵」なら、
より手軽に施工することが可能です。
新しい住民や、子どもたちへの説明もきっと容易にできるはずです。
川と共に暮らす地域の「シンボル」的な存在として、
ぜひなまこ壁を取り入れてみてはいかがでしょうか。
あらゆる世代の住民たちに愛される、素敵なデザインに仕上がることでしょう。


