お客様をお出迎えする「門」になまこ壁が映える理由
なまこ壁があしらわれた美しい「門」といえば、
金沢城を思い出す人も多いかもしれません。
重要文化財にも指定されている金沢城の石川門には、
門の両側にある土塀に美しいなまこ壁があしらわれています。
なまこ壁をあしらった理由には防火の目的と
銃弾を貫通するのを防ぐ目的もあったのだとか。
金沢城の美しい土塀のように、なまこ壁がもっとも映える場所といえば
やはり「門」付近の塀の部分と言えます。
なまこ壁は歴史の深い壁塗り様式のため、
それをあしらうと建物そのものに格調の高さや歴史の深さを
自然と人に感じさせることができるからです。
またなまこ壁はその幾何学模様のせいか、
また盛り土の白さが美しいせいか見ている人に
爽やかさや清潔感のある印象を与えることができます。
さらに塀の前にプランタースペースを置き、
育てた植物や花で塀に彩りを添える場合にもなまこ壁がよく映えます。
なまこ壁を背景にすることで、植物や花の気品をより高く、
より美しく見せられるのはもちろん、その幾何学模様の形状から
水切りがよいのがなまこ壁の特長で、
植物や花に水を与えるついでに壁を水洗いすれば、
いつでも清潔な状態でかつ美しくなまこ壁を保つことができます。
最近では目隠しという実用的な意味合いで塀を選ぶよりも、
どちらかというとデザイン重視で塀を選ぶ方も増えてきているよう。
なまこ壁の塀は和風の家の場合はより豪勢で清潔感の漂う印象にでき、
また洋風の家の場合は和モダンな印象にすることができます。
家に来ていただく方を気持ちよくおもてなしするのに、
これほどうってつけの壁はないかもしれません。
門まわりは郵便局や宅配便からの荷物や手紙を受け取ったり、
ご近所の方から回覧板を受け取ったりと
日々人を迎える「その家の顔」ともいえる部分です。
日々人をおもてなしする時もそうですが、
この部分にこだわっておくことの重要性は、
特に「丁重に人をおもてなししなくてはならない」シーンで
より感じることが多いと思います。
家は親しい人たちが出入りするだけでなく、
時には家族の今後を左右するような重要な方を招いて
おもてなしするシーンも長い人生の中では幾度となく起こります。
金沢城の美しい土塀のように、
来る人々を気持ちよくおもてなしできるのがなまこ壁です。
門や表札にこだわるように、ぜひ門付近の土塀に
どのような装飾を施すかについても検討してみてください。
もしもなまこ壁を門構えに施工していただけるなら、
きっとなまこ壁が「その家の顔」としてふさわしい気品と風格を
門構えに与えてくれると思います。


